21か国語を学んだハイパーポリグロットからのアドバイス

2024年 01月 27日

Emilie Zuniga, Ph.D.

ハ⁠イ⁠パ⁠ー⁠ポ⁠リ⁠グ⁠ロ⁠ッ⁠トに聞⁠く5⁠つ⁠の学⁠習⁠ポ⁠イ⁠ン⁠ト⁠

21か国語を勉強した語学の達人が、学習のコツを伝授!

複数の言語を操る人を「ポリグロット」と呼びます。では、「ハイパーポリグロット」という言葉は聞いたことがありますか?ハイパーポリグロットとは、非常に多くの言語を話す人々を指します。ただし、この言葉の定義には幅があり、少なくとも6か国語という人もいれば、11か国語以上という人もいます。

いずれにせよ、私は、自分をハイパーポリグロットの一人であるとみなしています!私はフランス語だけを話す家庭で育ち、中学校で英語を学び始め、続いてドイツ語、ラテン語、古代ギリシャ語、そしてイタリア語を学びました。その後も絶えず新たな言語に挑戦し続け、これまでに21か国語を勉強してきました。その中には数十年間勉強し続けている言語もあれば、ほんの数か月間というものもあります。

このブログでは、プロの言語学習者として、また教師として、私が長年にわたり蓄積してきた学習のポイントや、上級学習者向けのとっておきのアドバイスを5つにまとめてみました。

学習のポイント①:なぜその言語を学びたいのかを明確にしよう

自分が言語を学ぶことで何を達成しようとしているのか を認識することで、学習のモチベーションが高まることが多くあります。たとえば、私がトルコ語を短期集中で学んだときには、会話や観光といった動機に加え、もっと大きな目的がありました。それは、論文のためのデータ収集です。当時、プロジェクトを一気に完了させるか、それとも翌年に持ち越すかという瀬戸際にあったこともあり、語学にも集中して取り組むことができました。このように 自分のモチベーションを理解し、常に念頭に置くことで、困難に直面しても前に進み続けることができます。

学習のポイント②:少しずつでいいから継続しよう

私の経験では、特に上級者でない限り、週に1回、3時間まとめて勉強するよりも、1日15分の練習時間を毎日確保した方が、効率的に言語を習得できます。お金が複利で増えていくようなものだと考えてください。退職の直前に一気に貯金するよりも、毎月少しずつ長期で積み立てていく方が、はるかに効果的です。

学習のポイント③:自分の会話を録音してみよう

これは私のお気に入りの学習方法の一つで、自分がその言語を話しているのを録音し、これを聞いて自分自身にフィードバックするというものです。もちろん、他の人に聞いてもらってもOK!好きな話題について適当に話すこともあれば、電話中に自分の声を録音することもあり、また、友人と話すときに「会話を録音してもいい?」と尋ねることもあります。録音を聞くことにより上達を体感することができるので、とても励みになります。その一方でどんな間違いをしたか、どんな状況で言葉に詰まったか、そして何が聞き取れなかったのかを改めて聞き返すことによって、問題点をあぶりだすことができます。この技は、問題にきちんと向き合い、次の機会に使える語彙や言い回しを増やすのに最適です!

学習ポイント④:自分に優しくなろう

語学において、自分自身に対し過度に厳しくなることは逆効果です。むしろ、自分で自分の努力や上達をねぎらってあげましょう。次の点を参考にしてみてください。

学習ポイント⑤(上級者向け):真似たいと思うような「理想の話し手」を見つけよう

すでにある程度学習が進んでいて、スピーキングの能力を磨きたいという場合は、モデルとして誰かを選び、その人の話し方を真似てみるのも良い方法です。私は、複数の点で共通する人(受けた教育のレベル、性別、そして可能であればファッションのセンスまで含めて、自分と感性が似ている人)をモデルに選ぶようにしています。学習中の言語の話者が周りに沢山いれば、モデルを見つけるのは簡単ですね。しかしそうではない場合は、オンラインプラットフォームなどを使いましょう。この方法で、「何を伝えたいか」だけでなく「どのように言い表すべきか」といった、より繊細な表現能力を身につけることができます。これは、通常の学習方法では見逃しがちな、言語や文化の重要な側面です。

私からのアドバイスは以上です。明日からぜひ、言語学習に活用してみてください!