スペイン語のアクセント記号はなぜ存在する?その3つの理由

2025年 08月 19日

Cindy Blanco, Ph.D.

スペイン語のアクセント記号を攻略しよう

「⁠スペイン語にはなぜアクセント記号があるの⁠?」そんな疑問に3⁠つの理由から答えます⁠!

スペイン語学習者の皆さん、「アクセント記号って本当に必要?」などと思っていませんか?いえいえ、アクセント記号は、スペイン語を学習するうえで非常に大事な要素です。覚えるのは面倒かもしれませんが、単語を正しく発音するのに役立ち、さらにはアクセント記号の有無によって言葉の意味が違ったりもするのです!

そこで今回のブログでは、スペイン語ではどんな場合にアクセント記号を使うのかを説明したいと思います。アクセント記号を使う場合は、次の3つです!

1. スペイン語ではアクセント記号のある場所を強く発音する

スペイン語のアクセント記号は、単語のどの部分に強勢を置く(他の部分よりも強く長めに発音する)かを示しています。アクセント記号は常に、「á」「é」「í」「ó」「ú」のように母音の上にのみ表示されます。母音そのものはアクセントがあってもなくても同じ発音ですが、アクセント記号の存在によって、どこを強く発音するかがわかるわけです!

いくつか例を挙げてみましょう。

2. スペイン語ではアクセント記号の有無で言葉の意味が変わる

スペイン語では、スペルが同じ2つの単語を区別するためにも使われます。このような単語は通常、1音節か2音節の短いもので、アクセント記号の有無によって、どちらの単語を指しているのかがわかるわけです。以下に典型的な例を挙げてみましょう。

アクセント記号あり 意味 アクセント記号なし 意味
mí 「私」を意味する目的格代名詞。

「para mí(私のために)」のように前置詞の後につけて使う。
mi 「私の」を意味する所有格代名詞。

例:mi casa(私の家)
tú 「君」を意味する主格代名詞。

たとえば「Tú estás aquí(君はここにいる)」。
tu 「君の」を意味する所有格代名詞。

例:tu casa(君の家)
él 「彼」を意味する主格代名詞。

例:Él está aquí
el 男性名詞 に付ける冠詞。

例:el libro(その本)
sé 動詞「saber(知っている)」の一人称単数現在形。

例:Yo sé la respuesta(私は答えを知っている)
se 「彼/彼女/彼ら自身」を意味する再帰代名詞。

例:
Ella se cuida(彼女は体を大事にしている)
qué 「何が」や「何を」を意味する疑問詞。

例:
¿Qué quieres hacer?(何をしたいの?)
que 英語の「that」に相当する関係代名詞。

例:Sé que estás aquí(君がここにいることは知っているよ)

実のところ、アクセント記号がつく疑問詞は「qué」だけではなく、スペイン語の疑問詞には必ずアクセント記号がついています!そのうえ、これら疑問詞すべてにアクセント記号なしのバージョンが存在し、疑問詞ではない別の意味を持っているのです。たとえば、

3. スペイン語はアクセント記号によって数字と文字を区別できる

数字と数字の間に「または」の意味で「o」という文字を入れることがありますが、時にこれは数字の「ゼロ」のように見えてしまい、紛らわしいものです。そのためこの「o」にはアクセント記号がつき、たとえば「Mi perro tiene 3 ó 4 años(私の犬は3~4歳です)」のように書くことによって、犬が304歳ではないことが確実に分かります!

スペイン語にはアクセント記号のある単語とない単語があるのはなぜ?

スペイン語の単語には必ず、単語中で特に強く発音する音節が存在します。それにもかかわらず、すべての単語にアクセント記号が付くわけではありません!その理由は、スペイン語にはもともと、どの音節を強く発音するかについてのルールがあり、そのルールに当てはまらない場合にだけ、アクセント記号がつくからです。

そのルールをまとめておきますので、発音で迷ったら、この表を見て判断するようにしてください。

Duolingoブログの英語版では、 スペイン語の発音について や、スペイン語の 学習に関するヒント を数多く取り上げています!こちらのほうもぜひ、参考にしてみてくださいね。