間違いやすい英語の文法ミスとその対策

2023年 10月 12日

Mykhaylo Zakryzhevskyy, M.A.

英語学習者が間違いやすい5つの項目

英語で間違いやすい項目は?英語学習者の困りごとトップ5と、その対策をご紹介します!

英語で間違いやすい項目に着目してみてください。学習がはかどり、上達を実感できます。「 間違い」は言語を学ぶうえで、ごく自然なことです。間違いを新たな学びのきっかけと考え、そこで学んだことを次の機会に使ってみましょう。これから、「英語学習者が間違いやすい項目」トップ5と、それぞれの対策をご紹介します。


英語学習者が間違いやすい項目トップ5

1. 動詞の語尾の-sを忘れる

2. 動詞の語尾の-ingを忘れる

3. 動詞に対し「not」を付ける位置

4. 名詞に形容詞を付けるときの順番

5. 動詞に「to」を付ける場合


1. 動詞の語尾の-sを忘れる

英語の動詞の語尾は、スペイン語やフランス語といった他の言語ほど変化するわけではありませんが、一つだけ、重要な語尾の活用「三人称・単数・現在形の-s」があります。これをつい忘れがちです。

英語では、定期的に起こることについて話す場合、現在形を使用します。例えば「私はたいてい土曜日に、猫と一緒に映画を見る」と言うのであれば、「I usually watch movies with my cat on Saturdays」となります。ここで、動作を行っている人や物が三人称単数(固有名詞、「he(彼)」、「she(彼女)」、「it(それ)」など)であれば 動詞の語尾に-sを付ける必要 があります。

下記の表を見ると、動詞の語尾が変わるのは三人称単数のときだけなので、うっかり忘れがちになるのがわかると思います。

単数形(1人または1つ) 複数形(2人または2つ以上のグループ)
一人称 I watch we watch
二人称 you watch you all watch
三人称 he/she/it watches they watch

英語学習者にとって、この「三人称・単数・現在形の -s」は、付け忘れることの多いやっかいな相手です。「he」「she」「it」または、これら三人称単数形の代名詞が指す名詞や名詞句の後にくる動詞には、必ず「-s」を付けると覚えてください。

2. 動詞の語尾の-ingを忘れる

英語を学習するうえでもう一つの難題は、 現在形 と 現在進行形 です。英語話者はなぜ、現在のことを表すのに2つの異なる時制を必要とするのでしょうか?その答えは、これらの時制が異なる状況で使われるからです。

現在形

習慣や繰り返し行われる行動など、定期的に起こる動作に対して使用します。

🔑 キーワード:often(よく、頻繁に)、always(いつも)

💡 例:Do you listen to jazz?(あなたはジャズを聞きますか?) Do you often listen to jazz?(あなたは よく ジャズを聞きますか?)

現在進行形

今まさに行っている(起こっている)動作に対して使用します。

🔑 キーワード: right now(今)、at the moment(今のところ)

💡 例:Are you listening to me? (私の言うことを聞いていますか?)Are you listening to me right now?( 今、私の言うことを聞いていますか?)

もう一つの注意点は、現在進行形では「I am practicing Hungarian on Duolingo now(私は今Duolingoでハンガリー語を練習し ています)」のように、動詞が2つ使われるということです。つまりbe動詞(am/is/are)と動詞の現在分詞(-ing)の両方が必要ですが、be動詞に気をとられると、つい-ingが抜けてしまいがちです。

以下に例を挙げておきます。

主語 be動詞 動詞の現在分詞(-ing) 目的語やその他の状況を表す言葉
I
(私)
am practicing
(練習し ている)
Hungarian
(ハンガリー語)
She
(彼女)
is cooking
(料理し ている)
dinner
(夕食)
They
(彼ら)
are watching
(見 ている)
a game
(試合)
You
(あなた)
are reading
(読ん でいる)
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3. 動詞に対し「not」を付ける位置

英語学習者が間違いやすい項目の一つに、否定形の作り方 があります。つまり文章のどこに「not」を置くかです。

この問題については2種類のルールを覚える必要があり、文中で次のどちらの動詞を使用するかによって異なります。

英語を学ぶ際には、「be動詞以外の一般動詞のルール」をいったん頭にいれ、そのうえで「be動詞は例外」と考えるとよいでしょう。

4. 名詞に形容詞を付けるときの順番

形容詞を置く順序 も、英語学習者にとっては頭痛の種です。まずは、「white clothes(白い服)」や「expensive house(高価な家)」のように「名詞を説明する形容詞はその名詞の前に置く」を頭に入れておいてください。 そして名詞の前に形容詞を2つ以上置く場合は、以下の2つのルールを覚えておきましょう。

例: a big round cake ( 大きな 丸いケーキ)、 a tall young woman ( 背の高い若い 女性)

例: a big green owl (大きな 緑の フクロウ)、 a small black cat (小さな 黒い 猫)

5. 動詞に「to」を付ける場合

よく使われる言い回しに「need to(する必要がある)」「want to(したい)」「have to(~しなければならない)」という表現がありますが、これらは動詞を2回連続で使用するため、学習者の混乱を招きがちです。このように動詞が2つ並ぶケースの多くでは、2番目の動詞が「to + 原形」すなわち不定詞となります。

まずは基本的なルールとして、 「need」「want」「have」の後で動詞を使いたければ「to」をつけてから使う とだけ覚えておきましょう。英語の初級~中級レベルで必要な表現は、これでほとんどカバーできます。

さらに上級レベルになると「used to」という表現もあります。「過去にしばらくの間そうだったが今はそうではない」ことについて話すときに、「used to」という言い回しを使います。「used to」も動詞の直前に「to」を付ける構文です。

なお「to」の後の動詞は原形のまま、活用させずに使うということをしっかりと覚えてください!

自分の英語に自信を持とう!

間違いやすい項目を頭に入れつつ練習すると、英語をより上手に、そしてより自信を持って使えるようになります。最後に、私の高校時代の英語の先生からの言葉を贈ります。

ー Make mistakes your alies, not enemies.(間違いを敵ではなく味方にしなさい)

この言葉を励みに、Duoと一緒にがんばってください💪🏼