2026年 05月 19日

[Emilie Zuniga, Ph.D.](https://blog.duolingo.com/author/emilie/)

# Duolingoへの質⁠問⁠：世界で最⁠も話⁠者の少ない言⁠語は⁠？

数千もの言語が急速に消えつつあ⁠る⁠。そ⁠の重要性とは⁠。

こんにちは、学習者のみなさん！「Duolingoへの質問」に、エミリー・ズニガ博士が戻ってきました。前回の記事では、 [前置詞](https://blog.duolingo.com/prepositions-across-languages/) や [習得が最も難しい言語](https://blog.duolingo.com/ja/what-makes-a-language-hard-to-learn/) について取り上げ、人間の言語がいかに多様で魅力的かを紹介しました。しかし今日は、その豊かさが失われつつある現実、つまり「世界で最も話されていない言語」について考えていきます。

### 今週の質問

残念ながら、「最も話されていない言語」は、リストで確認すれば特定できるというわけではありません！なぜなら世界には7,000あまりの言語が存在し、しかもその多くには、ほとんど資料や統計が存在しないからです。わかっていることは、現在何千もの言語が危機に瀕しており、2025年時点で世界の言語のおよそ44%が消滅の危機にあるということです。

世界中で、多くの言語が、似通った理由で、消滅の危機に瀕しています。たとえば [他の言語への移行](https://blog.duolingo.com/french-occitan-language/)（多くの場合、経済的理由やより大きなコミュニティに同化するためです）、政府や学校からの支援の欠如、 [移民](https://blog.duolingo.com/ja/language-contact-situations/)、政治的理由による難民の移動、さらには権力者による少数言語のあからさまな抑圧さえもあります。

それでは以下に、世界で「最も話されていない」言語の中から5つを取り上げてみたいと思います。

## タウシロ語

**どこの言語？：** ペルー  **語族：** [孤立言語](https://blog.duolingo.com/ja/are-any-languages-unique/)（同系統の言語がない、または見つかっていない）  **話者数：** 1人

タウシロ語には、流暢に話せる話者が1人しか見つかっていません。20世紀に入ってから、病気の流行や移住、スペイン語や隣接区域の先住民言語への移行により、急速に危機的状況に陥りました。唯一の話者が高齢のため、タウシロ語の存続は、どれだけ記録を残せるか（コミュニティの住人や、タウシロ語について何らかの知識を持っている人が知っていることをできるだけ書き留める）にかかっている状況にあります。

## クスンダ語

**どこの言語？：** ネパール  **語族：** [孤立言語](https://blog.duolingo.com/ja/are-any-languages-unique/)（同系統の言語がない、または見つかっていない）  **話者数：** 流暢に話せるのは1～2人のみ

クスンダ語は、かつて半遊牧的な狩猟コミュニティによって話されていた言語で、現在知られているどの言語とも系統的な関係がありません。この言語が消滅の危機へと至った背景には、伝統的な生活様式の喪失、ネパール語話者のコミュニティへの同化、そして人口の減少など、さまざまな要因があります。近年、地域の人々による復興の取り組みが始まっていますが、それでもこの言語を流暢に話せる人はごくわずかです。

## ニェレプ語

**どこの言語？：** カメルーン  **語族：** ベヌエ・コンゴ語族 [（ニジェール・コンゴ語族）](https://blog.duolingo.com/ja/world-language-families/)  **話者数：** 5人未満

ニェレプ語は、既に何十年も前から、日常生活で使われることはなくなっています。現在残っている話者の多くは高齢で、その知識も部分的なものに留まっています。このコミュニティでは、世代を重ねるうちに、マンビラ語などのより話者数の多い地域言語が主流となってきたのです。若い世代が周囲の異なった言語を話す集団との結びつきを強めるにつれて、ニェレプ語は使われなくなってしまいました。

## ケト語

**どこの言語？** シベリア（ロシア）  **語族：** エニセイ語族（ケト語が唯一の現存言語）  **話者数：** 約30人

ケト語は、かつてシベリア中部で広く話されていたエニセイ語族の最後に残った言語です。その衰退はソビエト時代に加速し、同化政策によって先住民族が学校や公共の場でロシア語を使うよう、転換が進められました。さらに都市化や生活様式の変化により、若い世代が親や祖父母から言語を学ぶ機会も減ってしまったのです。現在、ケト語を流暢に話せるのはごくわずかな高齢者のみであり、ユーラシアで最も希少な言語の一つとなっています。

## タネマ語

**どこの言語？：** ソロモン諸島  **語族：** オセアニア諸語 [（オーストロネシア語族）](https://blog.duolingo.com/ja/world-language-families/)  **話者数：** 1

タネマ語にはかつて小規模ながら活発な話者コミュニティが存在していました。しかし時が経つにつれて、彼らは日常のコミュニケーションには別の地域言語（テアヌ語）を使うようになっていきました。さらに他の言語コミュニティの人との結婚、人口がもともと少ないこと、そしてコミュニティ外の人と共通の言語を使用する必要性などによって、タネマ語の衰退は加速していき、そして今日では、ただ一人の話者しか残っていません。

## 少数言語を守る必要があるのはなぜ？

あらゆる言語とその話者コミュニティは、独自の知識、文化、歴史を持っています。だからこそ、消滅の危機にある言語を記録し、それが使われ続けるようにすることがとても重要となります。なぜなら、それは単に語彙や文法の型を保存するだけでなく、世界をどのように経験し、捉えるかという多様な視点を守ることに他ならないからです。

言語や学習に関する対するご質問は、 [dearduolingo@duolingo.com](mailto:dearduolingo@duolingo.com) までメールでお問い合わせください。
